斉藤孝  カメのブログ

カメの個人的ブログです。私の趣味、ガーデニング、友人との交流

KWV41年キチ会 傘寿合宿  島田写真

 KWV41年キチ会 傘寿合宿 
   (島田君の写真集)

  蓼科 「テラス蓼科」 
             2023年5月24日~26日

このアルバムは島田君の写真集から作成したものである。ただし抜粋したものだけを掲載した。サムネイル画像の一部は拡大できる。また必要に応じコピーも可能である。(カメ)

キチ会傘寿合宿のお誘い       
2023年3月吉日に幹事である見谷君、島田君そして炭竃君から下記の知らせがあった。

2年半前に計画していた喜寿合宿はコロナ禍によって延期を余儀なくされましたが、この度、標記キチ会傘寿合宿に衣替えして開催することになり、ご案内いたします。

230524-1800傘寿合宿開幕

230524-201942傘寿合宿

230524-185757傘寿合宿開幕

230524-185329傘寿合宿開幕

230524-212444傘寿合宿

230524-221006傘寿合宿

230524-212340傘寿合宿

230525-202042傘寿合宿パーティフィナーレ

230526-093319別れの朝

ふみあと原稿用「傘寿合宿」

(一部の写真はクリックすると拡大し、コピーできます。)

230524-1800傘寿合宿開幕 230524-201942傘寿合宿 230525-202042傘寿合宿パーティフィナーレ 230524-221006傘寿合宿 230524-212340傘寿合宿 230524-201935傘寿合宿

230524-220959傘寿合宿 230524-185948傘寿合宿開幕 230524-212444傘寿合宿 230524-212400傘寿合宿 230524-185757傘寿合宿開幕 230524-185647傘寿合宿開幕

230524-185329傘寿合宿開幕 230524-185543傘寿合宿開幕 230524-212251傘寿合宿 230524-211012傘寿合宿 230524-211007傘寿合宿 230524-210941傘寿合宿

230524-210619傘寿合宿 230524-210449傘寿合宿 230524-205832傘寿合宿 230526-093347別れの朝 230526-095502傘寿合宿解散 230526-095844傘寿合宿解散

230526-093335別れの朝 230526-095428傘寿合宿解散 ふみあと原稿用「傘寿合宿」


「横岳・坪庭」と「白駒池」
「北八ヶ岳ロープウェイ」を利用して、若い頃に歩いた北八ヶ岳の一端を巡ろうと思います。
チケットは体力を考慮して、全員「往復」とします。徒歩なら2時間掛る登りを、左手に北横岳を眺め、僅か7分で山頂駅へ行くロープウェイです。 
shirokoma.png 
坪庭駅に併設されている展望台から、日本アルプスの絶景を堪能して行きましょう。南八ヶ岳・南ア・中ア・御嶽・乗鞍・北アの
大パノラマです。
坪庭は八ヶ岳最後の噴火で出来た溶岩台地で、地形がすり鉢状になっています。溶岩がむき出しの土地に長い年月をかけて植物が少しずつ回復しつつある状態です。まともな土壌のない岩の隙間から一生懸命咲き誇る高山植物たちの生命力に、自然の持つ生命力と力強さを感じて下さい。

Yatsu.png

230525-142346白駒池散策

230526-095844傘寿合宿解散

230525-135531白駒池散策

(一部の写真はクリックすると拡大し、コピーできます。)

 230525-132500白駒池散策 230525-132816白駒池散策 230525-132823白駒池散策 230525-101012横岳坪庭 230525-133004白駒池散策 

230525-135014白駒池散策 230525-135129白駒池散策 230525-135612白駒池散策 230525-135531白駒池散策 230525-135510白駒池散策

230525-135204白駒池散策 230525-135349白駒池散策 230525-135301白駒池散策 230525-135612白駒池散策 230525-135412白駒池散策

230525-135946白駒池散策 230525-140456白駒池 230525-140808白駒池散策 230525-135531白駒池散策 230525-140507白駒荘 230525-140547白駒池散策

230525-140558白駒池散策 230525-140602白駒池散策 230525-140550白駒池散策 230525-140619白駒池散策 230525-134107白駒池散策   

230525-140641白駒池散策 230525-140700白駒池散策 230525-140626白駒池散策 230525-142346白駒池散策 230525-142343白駒池散策


ロープウェイ山頂駅前に1周30~40分の散策路があります。1周1.15kmの散策路内には多くの高山植物が自生しており、
気軽に季節ごとに高山帯の自然を鑑賞することができます。

坪庭駅の先には、国定公園第一種特別保護地域に指定されている「坪庭自然園」が広がります。散策路内には高山植物が咲き、秋はツツジ科の植物を中心に紅葉風景を楽しめます。
坪庭散策路は砂利道ですが、やや急な箇所もあります。
歩きやすい靴でお越し下さい。

230525-135946白駒池散策


230525-140558白駒池散策

230525-111013横岳坪庭縞枯山荘

230525-100905横岳坪庭

230525-101527横岳坪庭

(一部の写真はクリックすると拡大し、コピーできます。)

230525-100000横岳坪庭 230525-111245横岳坪庭縞枯山荘 230525-113147横岳坪庭 230525-110729横岳坪庭縞枯山荘 230525-111511横岳坪庭縞枯山荘 230525-101027横岳坪庭 

230525-111156横岳坪庭縞枯山荘 230525-111132横岳坪庭縞枯山荘 230525-111013横岳坪庭縞枯山荘 230525-103846横岳坪庭 230525-102437横岳坪庭 230525-102216横岳坪庭 230525-101527横岳坪庭 230525-101354横岳坪庭

坪庭駅に併設されている展望台から、日本アルプスの絶景を堪能して行きましょう。南八ヶ岳・南ア・中ア・御嶽・乗鞍・北アの
大パノラマです
坪庭は八ヶ岳最後の噴火で出来た溶岩台地で、地形がすり鉢状になっています。溶岩がむき出しの土地に長い年月をかけて植物が少しずつ回復しつつある状態です。まともな土壌のない岩の隙間から一生懸命咲き誇る高山植物たちの生命力に、
自然の持つ生命力と力強さを感じて下さい。(島田)

(続き) 
日本の旅 蓼科 「傘寿の森に集う」2023年5月

終わり
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2023年薔薇オープンガーデン 総括

薔薇オープンガーデンの記録(傘寿の薔薇)  2023年5月

 2023年5月は3年振りに小さなマンションの薔薇オープンガーデンを開催することができた。みなさんに集まりいただき、ささやかな会合であったがお仲間と直にお話を交わし、ワインなど飲み語りあう機会を持てた。
傘寿80歳になると体力も知力も衰えて、情けないくらいに覇気がなくなり大好きなガーデニングにも力が入らない。3年振りにみなさまをお招きして細やかなオープンガーデンを開けるとなると嬉しくもなり、ハッスルした5月だった。

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コロナ禍の3年はデジタル世界だけで鵠沼の小さな庭から情報発信を繰り返してきた。SNSやメールなどバーチャル世界だけのオープンガーデンだけでは旧交を温めあうという幸福は得られない。2023年5月はコロナ禍から解放されてリアルなオープンガーデンを開催することができた。

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2023年4月27日に最初の開催についてメールで報知した。

桜の満開は終わり、4月になり薔薇の蕾は伸びています。
「若さあふれる美」、蕾の思いやりと励ましに感謝しました。
あと一カ月、「我慢と期待」。興奮して眠れない日々が続きます。
小さな薔薇園はオープンガーデンの準備で忙しくなりました。
4月末24日頃から5月21日頃まで、見頃になります。

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ミニ薔薇園と爛漫の花々。是非とも、見て頂きたいですね。3年のコロナ禍で耐えた会合です。みなさまと楽しい再会を希望します。お待ちしています。

4月27日は、幸いにして好天に恵まれました。みなさまの日頃の行いと精進の賜物ですね。久々の再会となりました。みなさまのお変わりなく、お元気なお姿とお声に触れて幸福でした。お仲間の絆がいかに大切な事かあらためて確信することができました。楽しい一時を共に過ごすことも実に幸福な時間です。重ねてお礼申し上げます。

それから、過去の薔薇オープンガーデンのコンテンツですが見損なった薔薇を見てやってください。またの再会を希望します。カメの庭はパワースポットです。大いに楽しみましょう。

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 「薔薇と夕暮れの灯り」 ミニ薔薇園の物語  2023年4月28日
夕暮れ時、鎌倉彫のスタンドの灯りを点けてみた。オレンジ色になった室内はホンワカした優雅な雰囲気になった。灯を主役にした薔薇と花々は落ち着いた色合いになる。薔薇の香りが庭一面に漂う。真っ白なジャスミンと香りを争っているようだ。
薔薇とジャスミンは豪華な香りの共演を演じてくれた。

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シャネル高級香水のナチュラル版といえるだろう。
妖艶な淑女を伴っているようで興奮した。
フェンスに絡まる真紅の薔薇は外に向かってアピールしている。 
まるでカルメンの髪を飾る大きな赤い薔薇のようだ。
誘惑されそうな悩ましいジプシーの真紅の唇。 
ビゼー歌劇の『ハバネラ』の一節をつぶやく。

  L'amour est un oiseau rebelle
   Que nul ne peut apprivoiser
     恋は野の鳥
      誰も手なずけられない、

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今宵も、まもなくアラビアンナイトになりハーレムの宴が待っているだろう。
カメの庭は妄想のパラダイスである。

   動画「傘寿の庭に薔薇が咲いた」(約5分)




「 老人の庭に薔薇が咲いた」 2023年5月1日
傘寿の高齢者だけの薔薇オープンガーデンとなった。コロナ禍から解放されて3年振りに開催された。お互いに安否を直に確認できた喜びは計り知れない。
みんなの話題は豊富で、マスクも外し、とても賑やかになった。老いたりと言え、まだまだ生き生きしている。生臭いくらいだ。シチリアの田舎イタリアンを食べながらワインを飲み比べた。痴呆や認知の症状が始まってもお互いに耳が遠く、うなずく動作だけ。話題は無理にChatGPTなど先端AI関係にしたが、チンプンカンプン。
耳と目が遠くなり差別のない年代になったと変な同情で互いに安堵した。

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『はじめにコトバありき』  
In the beginning was the Word
コトバとネーミングによる存在論があるから
人間はAIよりも勝る。
哲学の勝利を吠えた。

 「傘寿の庭に薔薇が咲いた」 2023年5月3日

"薔薇が咲いた,
   薔薇が咲いた、
     真っ赤な薔薇が、
       寂しかった傘寿の庭に
         薔薇が咲いた"
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傘寿の80歳になった。父親は35歳で亡くなったから二倍以上も生きながらえてきた。

「老人と薔薇」 酒臭い80歳の老人と薔薇。

アンマッチ、アンバランスでとても絵にならない。薔薇に関する知識は、はずかしいくらいに乏しい。そもそも「薔薇」という漢字を書けないのである。
「バラ」と片仮名で綴れば楽なのだが格好つけて「薔薇」にしている。
薔薇コンプレックスの証といえるだろう。

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満開になり美を競う薔薇は我慢して相手になってくれた。
これでもか、これでもか、近づいてきた。芳醇な香りに魅了された。
デビッド・オースチンの八重咲は上品な姿でせまってきた。
幾重にも重なった花びらがピンク色に染まり今にも抱きつかれそうになった。
妖艶な香りが漂う優雅な時間だ。
薔薇を独り占めした。薔薇のハーレムになった。
悩ましい真紅の薔薇に誘惑されそうになった。 
まるでカルメンの髪を飾る大きな赤い薔薇のようだ。

「夕暮れが一番綺麗ですね」と
   薔薇貴婦人に尋ねた。
「今宵は夜通しお付き合いくださいね」と
   口説いてみた。

子供の頃から草花が好きで、自然を小さな遊びの空間に変えてきた。
雑草でも薔薇でも差別なく、何でも愛おしい。

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 「クイーンエイコ」 デビッド・オースチンの偽バラ  2023年5月5日

「デビッド・オースチン」の薔薇は夕闇で優雅に微笑んでいた。
オースチンは英国薔薇愛好家でイングリッシュローズの新作を数々創り出した。
デビッド・オースチンの「偽バラ」を愛している。
カメの庭だけに限定されて咲き誇るバラの名花。
家内安全と夫婦円満を祈願するために品種改良されたバラといえる。
デビッド・オースチンの偽バラは傘寿をめでたく迎え豪華な花姿になった。
私は正直に申すならば、「薔薇」にはあまり興味を抱かなかった。
美しく香りが濃厚な花として、こわごわと栽培してきた。
数年前に散歩道でバラの咲き乱れる素敵なお宅の横道を歩いた。
大輪で幾重にも重なった花びら、色合いが豪華な花姿、さらに濃厚な香りがしてきた。「デビッド・オースチン」と呼ばれるイングリッシュローズであると教えられた。「バラ」を「薔薇」へと厳かに変え熱愛がはじまった。
数本の高価なデビッド・オースチンを購入した。
「クイーンエイコ」はその中でも最愛の薔薇になっている。
近づくと、いつもの小言をささやいてくれた。苦情にも聞こえる。

"適当な距離にしてくださいね"
"それが円満な秘訣なの・・"

隣に咲いている「プリンセスケイコ」と「プリンセスヨウコ」はゲラゲラと笑った。
デビッド・オースチンにもこんな下品な薔薇がある。
まるで二人の愚娘のように思えた。
薔薇の園は家族を映し出す自然界のようでもある。
今宵は悪夢が待っている。




バラの最盛期は終わりました。
花の命は短くて、寂しくなりました。

2023年のバラに感謝して駄作を書きました。
「クイーンエイコ」と呼ぶ大輪のバラ。

デビッド・オースチンのバラが大好きです。カメの庭だけに限定されて咲き誇るバラ。家内安全と夫婦円満を祈願するために品種改良されたバラです。(爆笑)

終わり
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KWVワンダラー老夫婦とミニ薔薇園

KWV高齢者と薔薇ガーデン
                                          2023年4月29日  

3年振りのオープンガーデンを開催した。小さなマンションは愉快な高齢者介護ホームのような雰囲気になった。
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(「花よりも団子」ならぬ「薔薇よりもイタリアン」で騒いだ。)

傘寿の薔薇ガーデンパーティーとなった。コロナ禍から解放されて3年振りに開催された。お互いに安否を直に確認できた喜びは計り知れない。

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(「カメの庭に薔薇が咲いた」 寂しかったカメの庭に。)
   
 "薔薇が咲いた,
          薔薇が咲いた、
            真っ赤な薔薇が、
             寂しかったカメの庭に
                  薔薇が咲いた"

みんなの話題は豊富で、マスクも外し、とても賑やかになった。老いたりと言え、まだまだ生き生きしている。生臭いくらいだ。シチリアの田舎イタリアンを食べながらワインを飲み比べた。痴呆や認知の症状が始まってもお互いに耳が遠く、うなずく動作だけだ。あの時の後遺症かもしれない。

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(黄色とピンク、そして真紅の薔薇。祝ってくれた。薔薇に感謝感謝。)

鵠沼の3階建てマンション。
一階に小さな庭がある。
盆栽のような小さな薔薇園。

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(フェンスに絡まる真紅の薔薇は外に向かってアピールしている。まるでカルメンの髪を飾る大きな赤い薔薇のようだ。誘惑されそうな悩ましいジプシーの真紅の唇。)

薔薇の香りが庭一面に漂う。真っ白なジャスミンと香りを争っているようだ。薔薇とジャスミンは豪華な香りの共演を演じてくれた。鼻が悪くなり感性は鈍い。

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(コブキの大きな足に踏んづけられて潰れた草花。可哀そうだ。)

小さな庭であるが、カメの大好きな極楽空間。
フランス画家「モネ」の絵になるような自然に似せた庭。
マンションの小さな庭で薔薇園を造れないものか・・・。
挑戦してから15年。

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(薔薇は老人達に囲まれて苦しそうだった。)

薄緑の葉は真っ赤に変わった。まるで花が咲いたようだ。
カルメンの唇のような深紅のつぼみに変身するだろう。
薔薇をくわえたカルメンに悩殺される至福の日々が始まる。

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(庭の薔薇よりも、食べる、食べるそして飲む。ミニ薔薇は呆れていた。)

話題は無理にChatGPTなど先端AI関係にしたが、チンプンカンプン。耳と目が遠くなり差別のない年代になったと変な同情で互いに安堵した。

『はじめにコトバありき』 
    In the beginning was the Word

コトバとネーミングによる存在論があるから
人間はAIよりも勝る。
  哲学の勝利を吠えた。

元色男ミドリからの返事
本日は、見事な「カメ薔薇園とローズマリー、ジャスミン」を身近にとても美味しい「イタリアン料理」を堪能させて頂き、有難うございました。穏やかな天気にも恵まれ、楽しいひと時を満喫出来ました。みんなの話題も豊富で、マスクも外し、とても賑やかでした。カメのお陰で、久しぶりに、気持ちも晴れ晴れ。有難うございました。
老犬の、夕方お散歩タイムのために、中座してしまい、申し訳ありませんでした。近未来の我が姿と思い、真剣に面倒をみています。

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(ドサと大きな音をたてて座り込む。腰がと唸る。エベレスト街道は忘却の彼方。)

インテリアとエクステリアを見事につなげ、身近に薔薇園を楽しめる設計は、見事ですね。何時までも楽しめますね。
又、機会を見て、お邪魔したいと思います。
次は、何が植わっているのか、楽しみです。
葡萄も、楽しみですね。

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(コロナ禍を何とか生き抜いた老後の喜び。ChatGPTは痴呆の喜びを分かるのか。)

薔薇に酔いしれる日々。
薔薇狂騒曲を奏でた。
まる裸だった薔薇の枝。
所々に新芽が出てきた。

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(認知と痴呆を互いに慰めあうが耳が聞こえない。カメ? ミドリ、コブキ怖いと。)

まだ薔薇のつぼみは硬い。
可憐な乙女のよう。

薔薇の名前などに興味はない。
野中の薔薇であっても大好。

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(ネパール系日本人が横に張り付く。そして、いつものセクハラタッチ。)

『童は見たり野中の薔薇』
駆け寄り間近で愛でる。
春の陽ざしを浴びて、
美しい淑女の姿になる。

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(こんな亭主と半世紀以上も共に暮らした。悔しい一言。)

 「老いらくの薔薇」 年老いて薔薇に恋をした                 
昭和レトロの語句、「老いらくの恋」に憧れた。
年老いてから誰かに恋をしてしまった。
不倫という行動もとれない、独居老人の心境だ。

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(マサボン節が始まった。マレーシアのあの夜は忘れられない。)


年老いて薔薇に恋をした。
「恋に落ちる」、「fall in love」。
英語も日本語も、「落ちる」ことに変わりはない。

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(コブキとアタエのバトル始まる。いつまでも讃岐のお姫様に嫉妬する。)

薔薇の花言葉は数多く見つかる。

つぼみ 「恋をするには若すぎる」
トゲ 「不幸中の幸い」
葉 「あなたの幸福を祈る」
白い薔薇のつぼみ 「少女時代」

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(愛犬マリンが心配。監視人ちず子から促される。)

薔薇は種類よりも色合いから花言葉が定められる。
運命の出会い
薔薇のつぼみ 「少女時代」
赤い薔薇 「あなたを愛してます」
白い薔薇 「私はあなたにふさわしい」

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(シチリア田舎イタリアンは美味い。お皿を固く抱えた。)

妖艶な香り
ピンクの薔薇 「しとやか」
黄色い薔薇 「あなたに恋しています」
青い薔薇 「夢かなう」

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(これで俺も終わりか、薔薇は正直だ。しばし瞑想する。愛犬マリンだけか。)

不倫の出会い
満開の薔薇 「私は人妻」
トゲ 「不幸中の幸い」
妄想は続く。

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(「やは肌のあつき血汐にふれ」末期痴呆始まる。あの時の後遺症なのか。)

薔薇は力強く咲き誇る。花々をカメが独り占めにする。
「薔薇のお尻にふれる」

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(まだ働いていてるのと、竹取りの翁からいつもの説教始まる。) 

「薔薇のお尻」は「ローズヒップ (rose hip)」の訳。
     「ローズヒップ 」は、一季咲きの薔薇が秋に付ける果実。
            真っ赤な実一粒ずつに、豊富な栄養分を蓄えている。
    
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(ネパール系文化人はマレーシアの出稼ぎから帰国。)

「ローズヒップ」は「ビタミンCの爆弾」
レモンの約20倍以上のビタミンCを豊富に含む。
実を乾燥させ種を圧搾するとオイルも抽出できる。
ハーブティーや料理・スキンケアなどに使える。

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(薔薇と花々に囲まれて、マサボンを忘れて幸福。ブリッジ対戦だけ。)  

         華麗な薔薇は、枯れて干からびても宝物を残す。
           花の命は短くとも、薔薇は女王の品格を残す。

四季咲きの薔薇が秋らしい色彩で豊かに咲いていた。
薔薇美女に囲まれて、ご満悦の一日だった。

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(慰霊写真「マッターホルンとマサボン」を大切に抱える。)

カメからの感謝
遠路から鵠沼までお出で下さり、心からお礼申し上げます。
カメのマンション薔薇は、みなさまをお迎えして大変な喜びでした。みなさまから数多くのお土産を頂戴いたし感謝しております。重さもあり道中のご苦労に恐縮しております。

幸いにして好天に恵まれました。みなさまの日頃の行いと精進の賜物ですね。久々の再会となりました。みなさまのお変わりなく、お元気なお姿とお声に触れて幸福でした。
お仲間の絆がいかに大切な事かあらためて確信することができました。楽しい一時を共に過ごすことも実に幸福な時間です。重ねてお礼申し上げます。

              2023年4月29日
                 斉藤 孝  栄子
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『薔薇協奏曲』(2021年作動画と音楽)


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オンライン薔薇オープンガーデン(2023年4月作成)
妖艶な淑女を伴っているようで興奮しました。フェンスに絡まる真紅の薔薇は外に向かってアピールしています。
まるでカルメンの髪を飾る大きな赤い薔薇のようです。誘惑されそうな悩ましいジプシーの真紅の唇。
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2023年オープンガーデンの総集編 
過去の薔薇オープンガーデン・アーカイブですが見損なった薔薇を見てやってください。下記をクリック。
https://saitotac.jp/YTkgnRose.html

終わり
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2023年に行くべき世界の52か所 澤井 清


2023年に行くべき世界の52か所(52 Places to Go in 2023)第2番目の都市「盛岡」の桜見物 

                                      澤井 清


 皆さんは、このタイトルを見て驚いだ人もいることでしょう!2023年1月12日にアメリカのThe New York Timesが世界の「52 Places to Go in 2023 」を発表、イギリスの首都ロンドンに続く2番目に盛岡市が紹介された!今回の記事では、盛岡市を「歩いて回れる宝石的スポット」と高評価。東京から新幹線で数時間で行ける便利さ、大正時代に建てられた和洋折衷の建築美の建造物、盛岡城跡公園、「NAGASAWA COFFEE」「東家」「BOOKNERD」「開運橋のジョニー」などが紹介されている。

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出典:https://www.city.morioka.iwate.jp/kankou/kankou/kankouinfo/1041747/index.html

 東北は桜の季節。4月上旬、桜見物を兼ねて盛岡を訪れた。いつもの様に仙台からドライブ旅行。今回は途中「南三陸のホテル」で一泊のため、2021年12月に仙台〜八戸間(359km)全線開通した、「三陸自動車道」を利用した。高速道路の至る所で桜が開花、気持ちの良いドライブであった。

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       高速道路に咲く桜

 翌朝,NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台となった「気仙沼大島」を訪れた。震災後期待の橋として、気仙沼大島と本土をつなぐ約8kmが2019年4月7日完成し、気仙沼市からあっという間に大島に渡ることが可能となった。

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       気仙沼大橋

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「おかえりモネ」の舞台となった気仙沼大島の「桜」

気仙沼大島の観光も終わり、いよいよ盛岡へ!盛岡へ行くには一関に戻り「東北縦貫道」に進むのがベスト。しかし、3月6日放映BS放映テレ東の「都会をでて暮らそうよ<岩手県宮古市>」で紹介された、宮古市話題のグルメ「至福のタラフライ」を思い出し、急遽「宮古」経由盛岡行きに決定。早速ネット検索で、宮古市で食べられる「至福のタラフライ」を調べ、間違いなく試食できる駅前の魚彩亭「すみよし」を確保。糖尿病のため、魚を食べることを勧められている私にとって、有り難いメニュー。今まで「アジフライ」「サケフライ」は食べた事があるが、「タラフライ」は初めて。厚みのある宮古産の「真タラ」のサクサクとした食感、正に絶品、大満足のランチであった。

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     「至福のタラフライ」
詳細は下記URLをクリック願います。
https://www.youtube.com/watch?v=bX7SWatvzt4&t=3s

余談であるが、「タラフライ」に関して友人からの話。ロンドンでも宮古と同様タラなどの白身魚をフライに、ポテトフライを添えた、「フィッシュ・アンド・チップス」という料理が、ファストフードとして親しまれている。彼の地では、屋台で新聞紙にくるんで売るというのが基本。味付けは屋台に備え付けの塩かワインビネガ。
開高 健は、新聞紙は女の裸満載の新聞の方がさらに味が良いと言つていたそうだ。現在は、衛生上と新聞紙のインクに含まれる鉛中毒危険のため、新聞紙包装の販売は禁止されているとのことである。

昼食の後、宮古市を経由して目的地「盛岡市」に進行。宮古〜盛岡間の車道、トンネルの新設や国道と高速道路が一体化され、従来に比べかなり時間が短縮された。なお、高速道路「三陸自動車道」は、宮城県「石巻」から青森県「八戸」まで、全て無料である。
The New York Times紹介記事の影響か市内は観光客で大賑わい。未だ見たことのない人の山。早速、盛岡で一番有名な「石割桜」を見学することにした。駐車場を確保するのも大変。なんとか、付近の駐車場に車を入れる事ができた。写真を撮るのも一仕事。桜見物客が殺到。撮影シャッターチャンスがなかなか見つからず、何とか1枚撮影に成功した。

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            樹齢350年を超える天然記念物の「石割桜」

 盛岡地方裁判所の敷地内にある石割桜は、巨大な花崗岩の岩の狭い割れ目から突き出た樹高11メートル、樹齢350〜400年の「エドヒガンザクラ」。国の天然記念物に指定されている。その他、盛岡には天然記念物に指定されているもう一つの桜「モリオカシダレ」が市内の龍谷寺(りゆうこくじ)に咲いていた。

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          天然記念物に指定されている龍谷寺のしだれ桜

 同一市内に2つの桜が指定されていることは全国的にも希である。また、「盛岡市」は桜が国の天然記念物に指定されている日本最北端の地でもある。
 続いて「盛岡城跡公園<岩手公園>」の桜(ソメイヨシノ)を見物。ここも観光客で一杯。人・人・人、普段見られない異様な風景。市内中心部にあるこの公園、もとは盛岡南部藩20万石の居城跡である。今も残る石垣が往時をしのばせ、城下町の風情をただよわせる。

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              城壁から仰ぎ見る桜

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             盛岡城跡に咲く満開の桜

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           盛岡城跡下の「しだれ桜」

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            街中に咲く桜

  今回、満開の桜を満喫する至福の一時を過ごすことができた。歳も考えず街中の桜を求めて歩き続け、疲労困憊。この日も盛岡で宿泊する予定でいたが、ホテルはどこも満室。止む得ず、盛岡市郊外雫石町の「プリンスホテル」の温泉で疲れを癒すことにした。翌朝、岩手のもう一つの桜名所「北上市」を目指したが、朝から観光客が殺到、高速道路北上IC付近が渋滞。誠に残念であるが今回の桜見物は断念。今年は例年になく、天候に恵まれ一足早い満開の桜を大いに楽しむことができた、3日間の旅であった。最後にJacob Kollerのピアノ演奏『桜』をお届けして終わります。



出典 https://www.youtube.com/watch?v=_hT8NfM_lpQ


美ヶ原 「白銀のビーナスの丘」   2023年1月27日

美ヶ原 「白銀のビーナスの丘」 

           2023年1月27日~28日

これは、傘寿80歳を迎えた二人の老ワンダラーの紀行である。
2023年1月27日~28日、一泊二日の短い冬山日記でもある。

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      (山本小屋  コタツに足入れて寝る昔のスタイル。鴨鍋おいしかった。)

「美ヶ原でスノーシュートレッキング」というツアーに参加した。
二人とも冬山なぞ、昔の誇らしい体験もあり、軽く考えて自信満々だった。
雪深い苗場浅貝や福島五色でスキー合宿も何回も経験し、厳冬期の南アルプス・聖岳にも登った。さらに15年前の11月にはエベレスト街道をトレッキングして標高4500mのカラパタールまでに到達した。
雪や寒さなぞ、少しも怖くもない。

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  (「白銀のビーナスの丘」の印象を物語る要約写真。 雪原と雲海は一体になった。)

  「美ヶ原」
夏の美ヶ原は一面に緑が広がる高原である。山の頂上付近には彫刻の森美術館もあり、ハイヒールでも行ける。諏訪湖から蓼科を経て霧ヶ峰まで「ビーナスライン」と呼ぶドライブウェイで結ばれいている。

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           (今年は美ヶ原一緒に歩けてよかった。雪山気分も味わえた。)

「美し」「ビーナス」「草原」
これらの名前だけでもロマンチックになれる。
夏は、女性の憧れの高原なのだ。

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(山頂付近歩き  TV塔とリゾートホテルを前景に。 北アルプスは雲で見えず。)

真冬の美ヶ原は、緑から真っ白な高原に激変する。
積雪は少なめであるが深さ1mはあるだろう。
冬の絶景を求めて厳冬の美ヶ原へやって来た。
真冬は、中高年の憧れの高原なのだ。

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 (指先が冷たくて痛いくらいだ。加齢によるものか血の巡りが悪い。認知症もある。)

スノーシューを履いて雪の上を歩き回り、歩き回ったトレースが残っている。
シュカブラ(雪紋)の美しい風紋やスターダスト、霜の華など幻想的な景色が広がる。防寒装備も万全、ホカロンも大量に買い込んで準備した。二人の老人は大い張り切っていた。

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(雪山装備は万全、格好よく笑う。来週は常夏のバンコック旅行が待っている。)

山本小屋で昼食を食べる。一杯くらいビールならば大丈夫と判断。午後から雪中歩行のトレーニングを行うと告げられていた。小屋の近辺をスノーシューを付けて練習するという簡単なものだ。それが甘かった。高加齢を忘れていた。

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  (ホワイトアウトになるような視界の悪さが迫ってきた。)

「八甲田の雪中行軍」
初日は雪雲に深く包まれ、強い寒風もあり粉雪もチラついていた。
分厚い手袋の中でも手先は冷たく、感覚がなくなった。
凍傷寸前のような痛み、ストックは上手く握れない。

   "冬山はやめよう !!"

これでは、死の雪中行軍になる。あきらめの境地になった。

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   (スノーシュー歩き  晴れると快適。 雪原の少しの斜面に息切れし、歳を感じる。)

天候は曇りから雪空に変わり、雪がちらついてきた。視界はよくない。
ホワイトアウトまではいかなくとも、だんだん周辺が見えなくなってきた。
雪中行軍になるかも。明治期の死の八甲田の雪中行軍を思い出す。
縁起でもない。

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   (女性のパーティーに近づく、女性の横で姿勢よくスノーシューを飛ばした。)

  「天は我々を見放した」
映画『八甲田』の名文句。1902年1月に歩兵連隊が八甲田で雪中行軍した。
途中で遭難して210名の歩兵の中で199名が死亡した雪中行軍の遭難事件。

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   (もうすぐ日の出だ。雪原が朱に染まる。まだ月が煌々と輝いている。)

 「白銀のビーナスの丘」
二日目早朝、朝日が美しい。中央アルプスの彼方に燃えるような太陽の輝き。 
興奮して小屋を飛び出した。吹雪も終わり、快晴になるだろう。

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    (日の出、 前日の吹雪、雪中行軍から明けて 輝く日の出を拝む。)

なだらかな起伏が続く丘陵の向こうから日が昇ってくる。
もうすぐ日の出だ。雪原が朱に染まる。まだ月が煌々と輝いている。
風紋ができた雪原で、雪の結晶がキラキラ輝いている。

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        (ただひたすらに雪と空だけがある景色は絶景。風紋ができた雪原。)

美ヶ原から霧ヶ峰を通り蓼科に続く道は「ビーナスライン」と呼ばれる。
「ビーナスライン」の名は、蓼科山の山容を「ビーナス」に例えたことに由来する。やや無理がある愛称と思えるが、「ビーナスライン」は道ではなく体形 ?

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    (冬にしか見ることができない景色がそこにはあった。)

穏やかな山並みが少しずつ高くなる。
標高2000mまでに広がりを見せてくれる。優雅な美しい山と高原の曲線。
横たわるビーナスラインだろうか・・・。妄想する。
 V08.jpg        (青い空  白い雲   白い雪 。 ビーナスの誕生は海原ではなく、雪原だった。)

蓼科辺りは「美の女神」のお顔のようにも見える。
ボッティチェリの名画『ビーナスの誕生』を想う。美しさを追求している。
真っ白な雪原となった美ヶ原は、「白銀のビーナスの丘」ではないのか・・・。

   女神のために頑張ろう !!!

「白銀のビーナスの丘」をスノーシューで徘徊した。

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(シュカブラ(雪紋)の美しい風紋やスターダスト、霜の華など幻想的な景色。)

美ヶ原は王ヶ頭(2034m)を中心とした標高約2000mの溶岩台地である。 晴れると富士山、八ヶ岳、北アルプスなど360度の大パノラマが楽しめる。二人の80歳の老登山家は寒さに震えながら「白銀のビーナスの丘」のベリーボタン(おへそ)まで到達した。これで十分満足できた。

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   (ビーナスの乳房なのか・・・有名なランドマーク)

あまり奥には入り込めないが、ひざ上まで雪に埋まりながら、木々の影を撮影。いたるところ、スノーシューで歩き回ったトレースが残っている。

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  (冬にしか見ることができない景色がそこにはあった。)

「白銀のビーナスの丘」は広大である。遥か右前方に、二人の老人の姿は米粒のように見える。酔っぱらってリングワンデリングしている。赤ら顔である。

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  (白銀のビーナスの曲線をスノーシューで徘徊した。)

快晴になり雲と雪原が交わっていた。標高2000mの高原は夏には牧場になる。
遠近感が失われてしまうほど、ひたすら続く雪景色。

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 (80歳をバカにしてわいけない。やればできるぞ・・・!   ビーナス愛している・・)

日が高くなり、雲が湧いてきた。空がとても近く感じられる。
天と地が一体になった。ビーナスとも一体になった気分、幸福だ。

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       (天と地が一体になった。どこで雪原が終わり、どこから雲の世界が始まるか。)
   (遥か右前方に、二人の老人の姿は米粒のように見える。)

真っ青な空が見えた。雪原を進むと雲海まで続けて歩いて行ける。 天国までスノーシューで登れそうだ。亡き母や友人など故人にも会えるだろう。

      女神に感謝した。

終わり
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