斉藤孝  カメのブログ

カメの個人的ブログです。私の趣味、ガーデニング、友人との交流

「心のバリアフリー」盲導犬育成事業を通して 2019年12月

 「心のバリアフリー」
      盲導犬育成事業を通して
名児耶剛               

筆者横顔
1994年に中央大学卒業後、音響機器メーカーに20年勤務。4年程前から(財)日本盲導犬協会にて協会内の情報システム管理責任者として盲導犬育成事業と視覚障害者支援サービスに従事。妻と愛犬ニコの家族三人暮らし。趣味はバイクツーリングとガーデニング。お酒は少々、江戸前寿司は小肌。スポーツ観戦が大好きな埼玉出身の生粋のレオ党。
     https://www.facebook.com/profile.php?id=100004227700534



はじめに 
 皆様、はじめまして公益財団法人日本盲導犬協会職員の名児耶剛(なごやたけし)と申します。どうぞよろしくお願い致します。私は今から約20年前、中央大学で斉藤孝先生に図書館情報学をご教授いただき、大学卒業後、音響機器メーカーにて20年勤務し、4年程前から現職に就いて視覚障害者支援サービスを行っております。この度は斉藤先生のブログに掲載させていただけるという貴重な機会をいただき、盲導犬育成事業と視覚障害者支援について簡単ではございますがご紹介させていただき、少しでも皆様のお役に立てればと願いまとめさせていただきました。

盲導犬につい
 まずはこちらの動画をご覧ください。日本盲導犬協会がYouTubeで公開している盲導犬について学ぶ教育用ビデオです。お時間は15分ほどです。


  公益財団法人 日本盲導犬協会 公式チャンネル      https://youtu.be/pZswG2gHlUM

  いかがでしたでしょうか?

現在国内では3月末時点で928頭の盲導犬が現役で活躍をしています。北は北海道、南は九州まで日本各地で視覚に障害のある方と一緒に生活をしています。

盲導犬の育成
 盲導犬は素質のある親から繁殖で子犬が誕生し、それから1歳になるまでパピーウォーカーと呼ばれるボランティアの方に預けられ人との生活に慣れる訓練を行います。そして1歳からは訓練所で盲導犬になるための訓練を行い、その適性のある犬が盲導犬として登録され希望者の元へと送り届けられます。それから10歳になるまで盲導犬は視覚障害者のパートナーとして片時も離れず安全で快適な歩行を支え、生活の質の向上と心の安らぎを与えてくれます。引退後は、一般の家庭犬として大事に飼育され、その一生を終えます。

盲導犬は社会からの贈り物
 盲導犬の育成には大変多くの方々の協力が必要で、その方達の善意によって事業が成り立っています。皆様からいただくご寄付や寄贈、幅広いボランティアの協力、そして何よりその活動を正しく理解し応援してくださる全ての皆様の力が必要です。盲導犬は社会からの贈り物とも言われます。日本全国で視覚障害者は約31万人とも言われ、そのうち約3千人の方が盲導犬との歩行を希望されています。そのため、希望者の方達には盲導犬と実際に歩けるようになるまでかなり長い期間お待ちいただくことになっているのが実状です。

「声かけ運動」
 そのような中、視覚障害者の方の道路や鉄道での痛ましい事故が繰り返し起きており、2年前には盲導犬と一緒にいながら地下鉄駅でホームから転落し列車と接触し命を落とされるという悲しい事故が起きてしまいました。その事故を契機として鉄道各社でホームドアの設置が急がれ、また駅員の教育を徹底し、様々な配慮や工夫が成されるようになりました。しかしながらホームドア設置には駅の構造や設置コストの問題などがあり全ての駅に設置するにはまだ相当な時間が必要です。
他に何かいい策はないのでしょうか?そこで考え出されたのが「声かけ運動」です。困っている方を見かけたら、一言声をかける。

 「何かお手伝いしましょうか?」
 「何かお困りですか?」

その一言で救われる命があります。バリアフリーという言葉が社会で広く使われ、皆様のお気持ちの中にも当たり前のこととして受け入れられていらっしゃると思います。その甲斐もあり日本は世界一のハード面のバリアフリー社会とも言われています。しかしながら、ソフト面ではどうでしょうか?ぜひ皆様の声かけ運動で「心のバリアフリー」を実現させてください。これは視覚障害者の方達だけに限ったことではありません。身体の不自由な方、妊婦、高齢者等全ての々に対して同じです。
次回は、皆様にもう少し盲導犬について詳しくご紹介をしたいと思います。最後に、盲導犬と一緒に歩きはじめた方達の声をお届けしてまとめとさせていただきます。6組のユーザーの言葉をご紹介します。


 盲導犬ユーザーが一堂に会する「盲導犬新ユニット出発式」 https://youtu.be/3KACwSXB-g4

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
皆様の心の中に何か一つでも響くことがございましたら幸いです。     



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