ルクセンブルグからオランダに入りマウリッツハウス王立美術館でヨハネス・フェルメールの代表作『真珠の耳飾りの少女』を鑑賞しました。その神秘的な魅力から「オランダのモナ・リザ」と称賛されるそうです。
その少女は、体は横を向きながら、肩越しに顔をこちらに向けようとしています。少女が頭に巻いているターバンの鮮やかな青が美しい。ラピスラズリという宝石から作った非常に高価な絵の具です。口元は少し開き加減で、唇の濡れた感じです。映画化された物語では少女役をスカーレット・ヨハンセンが演じていました。唇が官能的なヨハンセンは適役でした。

ヨハネス・フェルメール 『真珠の耳飾りの少女』
レンブラントの『夜警』
アムステルダムの国立美術館に展示されレンブラントの『夜警』を鑑賞するのは3度目ですが、日本の美術館と違い巨大な絵画の前まで行きカメラで撮影できることは嬉しいです。何回みても迫力ある人物描写です。市民自警団が出動する瞬間を描いています。黒い服に隊長の印である赤い飾り帯を斜めにかけた隊長とその部下達が動き出し、銃に火薬を詰める隊員や鼓手がドラムを構え、後ろで旗手が隊旗を掲げています。17世紀では写真もなかったのですからこのような写真的絵画だったのです。

レンブラントの『夜警』
ルーベンスの『キリスト昇架』
ベルギーのアントワープ(アントウェルペン)で聖母マリア大聖堂にあるルーベンスの『キリスト昇架』を鑑賞しました。児童文学『フランダースの犬』で有名な主人公ネロが見たかった絵画です。ネロと愛犬パトラッシュの悲しい物語は日本であまりにも人気があったので記念碑を日本人観光客のために建てたそうです。

ルーベンスの『キリスト昇架』
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