KWV夏合宿 大町温泉郷
2019年7月25日
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『Oh, Shenandoah』
Oh, Shenandoah, I long to see you,
Away you rolling river.
Oh, Shenandoah, I long to see you,
Away, we're bound away
Cross the wide Missouri.
『Oh, Shenandoah』(オー・シェナンドー)は「Across the Wide Missouri」(広大なミズーリ川を越えて)とも呼ばれアメリカ民謡として有名な曲です。私も大好きで毎夏、後輩の丸山勝昭君と山道や宿で一緒に歌うことが恒例になっています。では聴いてみましょう。
Tennessee Ernie Fordが歌う『Oh, Shenandoah』です。
(Youtubeから引用しました)
BCは大町温泉郷
KWV三田会2019年夏合宿は立山黒部アルペンルートの入り口である大町温泉郷をベースに行われました。総勢100余名にもなる大合宿でしたから場所を確保するだけでも大仕事です。この会合は伝統もありますが平均年齢が70歳代後期になり老化しています。我が第二パーティーは小林正衛君がリーダーで総勢15名でした。
大町温泉郷がある大町市は、歴史ある岳都で、北アルプスの登山口としても有名です。私たちのグループは初日、高瀬渓谷探勝と高瀬ダムを見物しました。高瀬ダムは東洋一のロックフィルダムです。
ロックフィルダムとは自然の岩を石垣のように積み上げたものでピラミッドのような岩山が高瀬川を堰き止めて水をため込んだもの。コンクリート造りの黒部第四ダムとは全く違い周辺の山々に溶け込んだ景観となっています。発電所も山のトンネルの中にあり地上には見当たりません。
鷹狩山トレッキング
翌日は林道を進みトレッキングになりました。梅雨空でしたが眼下に木崎湖を望み、南方の右端に中央アルプス、南アルプスの峰々その左端に北岳と甲斐駒、そして八ヶ岳と蓼科山、その左には浅間山、菅平の根子岳から四阿山にかけての稜線が絶景でした。そして志賀高原の横手山と笠が岳、左端は戸隠と妙高です。
360度の大展望でした
それから林道を進み、北アルプスの展望台のような場所に行きました。右端は鹿島槍ヶ岳、爺ケ岳、蓮華岳と続きます。全てが懐かしき思い出の山々です。
鹿島槍ヶ岳(標高2,889 m)は、後立山連峰の盟主。50数年前に扇沢の雪渓から爺ヶ岳へ登り、そして鹿島槍ヶ岳へ登りました。あの頃の山歌です。
カラマツ燃えくる(紅葉の)秋山を
みんなでみんなでやった(登った)っけ。
胸まで浸かるラッセル(深い雪)に苦労したことあったっけ。
今ではみんな遠くに去り、友を偲んで筆をとる。
黒沢高原から後立山 鹿島槍ヶ岳(標高2,889 m)
塩の道の観音菩薩像 塩の道
仁科三湖と称される青木湖、中綱湖そして木崎湖を巡る塩の道を歩きました。日本海から太平洋まで約350kmに及ぶ塩の道は、歴史文化を育んだ信仰の道として知られていますが、長野県松本市から新潟県糸魚川市までの塩の道は全長120kmです。
青木湖沿いの塩の道には素朴な道祖神のような小さな石碑が置かれています。道祖神は、厄災の侵入防止や子孫繁栄等を祈願するために村の守り神として道の辻に祀られていますが、青木湖沿いのものは全て観音菩薩でした。
観音菩薩は世の人々の声を聞き、苦悩から救済する菩薩です。人々の姿に応じて大慈悲を行ずるところから千変万化の変装されるとされ、その姿は六観音・三十三観音などに表されます。千手,十一面,如意輪,馬頭,不空羂索の六観音など三十三身を表すそうです。そこで観音の霊場は 33ヵ所あることになっています。この塩の道の観音菩薩像にもその霊場にちなんだ番号が付いていました。
眼下に青木湖そして安曇野方面 見谷君と
『古き友』
合宿最後の夜は、山の調べを総勢100余名で大合唱しました。
古き友、集い歌うは
過ぎし日の旅
山の想い
森にさすらい
谷を行き
峰に立ち日を
忘れえず
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